餃子と焼売、その中身を入れ替えても美味しく食べられるのか!?

入れ替わった中身の餃子と焼売、その軍配はいかに?

いつでもどこでも手軽に食べられるのが、餃子とシュウマイだ。宇都宮餃子や横浜崎陽軒の焼売など、ご当地グルメとしても知られるふたつの飲茶だが、どちらも一口サイズで酒と一緒ならいつまでも食べ続けてしまう料理だ。ただ、その美味しさの秘密や違いは、意外と知られていない。もしこの両者の中身を入れ替えたら、同じように美味しいのだろうか。今回は、中身を入れ替えた両者を食べ比べてみることにした。

 

<焼売の中身で作る餃子編>

【今回使った材料】豚ひき肉、にんにく、たまねぎ、しいたけ、しょうが、餃子の皮。
ボールに入れたひき肉に、軽く紹興酒を振って下味をつけ、しっかりとなじませる(写真上)。みじん切りの野菜を入れたらとにかく素早くまぜる。ポイントはとにかく素早くまぜるところにある(写真下)。
餃子の皮に包むときのポイントは、隅々まで具がしっかりと行き渡ることだ(写真上)。包んで並べたその姿は、どこから見ても餃子(写真右下)。焦げ目がつく程度に軽く焼いてから、餃子が水に少し浸るまでそそぐのが焼き方のコツ(写真左下)。
その味は、肉汁たっぷりのかなり美味しいものに仕上がった!

一般的に餃子の具には、ニラやキャベツなどたっぷり野菜が使われるために、その甘みが引き立っている。しかし、今回は焼売のネタなので野菜よりも肉がたっぷりと投入されている。その結果は、野菜の甘みこそないものの、肉汁たっぶりの肉餃子のような出来上がりとなった。もちろんその味は激うま!!



 

<餃子の中身で作る焼売編>

【今回の材料】豚ひき肉、キャベツ、ニラ、にんにく、しょうが、焼売の皮。
ゆっくり混ぜていると野菜の水気が出て、具がビチョビチョになるので要注意だ(写真左上)。利き腕の反対の手の親指と人差し指で輪を作り、そこへ被せるようにおいた焼売の皮を、反対の手の指で押し込むようにする(写真右上)。ナイフなどを使って、指で作った輪の中に軽く押し込むようにすると型が崩れにくい(写真左下)。蒸し器の中には余ったキャベツを敷く。薄い焼売の皮が破けにくくなるテクニックだ(写真右下)。
見た目はとても美味しそうに出来上がった! 果たしてその味は……。

焼くことで水気を飛ばす餃子の場合、その具に少々水分が多くても、特に問題なく美味しく食べられる。しかし、焼売は蒸すため、餃子の具のように野菜が多く含まれているとビチョビチョになってしまうようだ。だからといって、シュウマイの皮は薄いために、焼くことには適していない。見た目とは違い、残念ながら余計な水分の多い結果となってしまった……。結果として、中身を入れ替えたときの焼売は、成立しにくいということだ。

 

取材協力
蕎麦居酒屋・濱膳
神奈川県横須賀市久里浜4-15-11 望月1F
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昼の部/11:00~14:00
夜の部/17:00~24:00

※本記事は、過去に食慢(日本文芸社)にて掲載し、それを再編集したものです。