舞妓さんの必殺技・辛い物を食べても汗をかかない技がある!? カレー編

どんなに辛くてもピタっと汗が止まる!?

激辛ブームも手伝って、最近ではカレーにも色々な種類があるのはご存知の通り。今回、汗をかかずにカレーを食べつくすという企画にご協力いただいたのは東京の新橋にあるスープカレーの専門店。スープカレー最大の特徴は、いわゆるカレーのルーとは違い、カレー味のスープにたくさんの具材が入っているところにある。

ご協力いただいた店では、30種類のスパイスと15種類の漢方薬を6時間ほどかけて煮込んであるため、薬膳効果で体の芯から温まる。見た目は女性好みともいえるヘルシーなイメージ。大きめにカットされたたくさんの野菜と、モモ肉が入ったスープが盛られ、やや赤みがかったスープが辛さを想像させる。その味わいはいたずらに辛いのではなく、ふんだんに使われた玉ねぎの甘みもあり非常にまろやかだ。調子に乗ってスープを飲みほすと、ちょっとした油断が大汗をかく悲劇を生んでしまった。30種類のスパイスがブレンドされたカレー、あなどるべからず! スパイス効果で発汗作用が促されるため、今回の汗をかく企画にはまさにベストマッチングといえるカレーだ。

これだけ汗をかいてしまう、刺激的なスープカレー。美味しいだけに、この汗を何とかできないものなのだろうか。そういえば、京都の舞妓さんたちは、化粧を落とさないために汗をかかない技を持っていると聞いたことがある。その技を使えば、難敵の辛い料理もクリアできるのではないだろうか。そこで今回、さっそく試してみることにした。

野菜の甘味が美味しさを引き出した絶品スープカレーなのだが、スパイスが効いていることもあって、全身から汗が噴き出したではないか!!

 

まずはその技を説明しよう。人には体の一部を強く圧迫すると、圧迫した側の半身の汗の量が相対的に減るという性質がある。舞妓さんはこれを利用して、帯でバストを締めているのだ。そのことで上半身の発汗が抑えられているという。今回は舞妓さんならぬ女性モデルにお願いをして、バストの下をゴムバンドで締めてもらうことにした。

激辛スープをたっぷりとなじませたターメリックライス。 一口食べただけでも汗が吹き出そうなスパイシーな味だ。ところが、半分近く食べても汗ひとつかかない驚きの結果が。
途中、スパイスの染み込んだモモ肉を頬張るも、やはり汗は出てこない。やはり舞妓さん仕込のツボは、効果抜群のようだ。いつになったら汗が出るのかと観察しているうちに、ついに完食してしまった!

舞妓さんの技、侮るべからず! 汗ひとつかかずに、涼しい顔で完食したモデルさん、ご協力をありがとうございました! ただ、いつもゴムバンドを持ち歩いて、人目をはばからずに巻いて食べるわけにもいかないだろう。そこで辛い物を食べるときのコツを。たいていの人は、辛いと感じると水をいっしょにがぶ飲みしてしまう。しかし、これはかえって逆効果。舌についた辛みを水が洗い流してしまうため、よけい辛さを感じることになってしまうのだ。すこし塩を舐めるとよいという人もいるが、これでは食べ物の味が変わってしまい、違うものを食べている感じになる。一番のコツは、もしのどに詰まるならお湯を少しずつ飲むようにして、休まず一気に食べてしまうこと。決して急ぐことなく、その味を楽しみながら食べる。これを繰り返すことで消化にもよく、楽しく美味しく辛いものを食べることができる、ということらしい。

とはいえ、汗っかきには死活問題であることは確か。やはりカレーのような刺激的なものを食べるときには、タオルは忘れられない必須アイテムであることは確かだろう。

 

※本記事は、過去に食慢(日本文芸社)にて掲載し、それを再編集したものです。

 

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