湯の花で沸かした温泉で茹でると温泉たまごになるのか!?

温泉たまごで延命効果はあるのか!?

箱根の温泉たまごを食べると、1個で7年寿命が延びるという。真っ黒なその姿からも、実際はどうかは別として、何かしらの効能がある気配はする。今回は無謀にもキッチンで、別府温泉で入手した湯の花で沸かしたお湯を使ってゆでたまごを作ることにした。使用する湯の花だが、温泉成分が析出・沈殿したもののことを指す。硫黄や金属の硫化物を含むものと、炭酸カルシウムや硫酸ナトリウム、硫酸カルシウムなどを主成分とする湯の花の、大きく分けて2種類がある。今回使用したのは、別府にある海地獄で購入した湯の花だ。

用意したのは湯の花と生たまご。果たして温泉情緒漂うゆでたまごになるのだろうか!?

 

1.鍋にお湯を沸騰させ、小さじ1程度の湯の花を入れる。あまり多く入れる必要はない。

 

2.すごい色になるけど気にする必要はなし。お湯全体に成分が混ざるようによくかき混ぜる。固形物なので溶けないことがあるので注意。

 

3.常温にさらしたたまごを用意。実際に沸いている温泉同様、お湯は約100度。ぐつぐつ煮え立っているのがわかる。

 

4.温泉ゆでたまごの販売所同様、茹で時間は10 分。タイマーもセット完了だ。

 

5.たまごの殻には、ほんのりと温泉成分が付着している。見た目は完璧に湯の花で沸かした温泉たまごだ!

 

6.結果やいかに!? 殻には赤い成分が付着するが、中身を食べても普通のゆでたまごだった……。



やはり、家庭で温泉たまごを作るのはいささか無謀だったようだ。このあと、温泉成分だらけになった鍋をキレイにするのに、長時間を要したことはここだけの話……。

さて、せっかく温泉たまごの話をしたので、東西温泉たまごの紹介もさせてもらうとしよう。

 

<箱根温泉>

神奈川県足柄下郡箱根町にある温泉の総称で、箱根火山の麓から中腹まで、温泉街が点在している。なかでも大涌谷の温泉たまごは真っ黒な姿で知られており、1個食べると7年寿命が延びるといわれている。昔から有名な観光スポットのひとつだ。

<効能>神経痛、関節痛、冷え性、創傷などによく効く。<泉質>単純泉、アルカリ性単純泉、ナトリウム・塩化物泉など。酸性熱泥の中の硫化水素と鉄分が結合し硫化鉄となって、殻の表面に付着して真っ黒になる。6個入り500円。

 

<別府温泉>

大分県別府市周辺の数百におよぶ温泉の総称。地獄めぐりは有名で、温泉ファンの人気も高い。なかでも海地獄では、温泉たまごが販売されている。

<効能>神経痛、腰痛、水虫、痔などによく効く。<泉質>塩化物泉、硫酸塩泉、含鉄泉、硫黄泉など。温泉ゆで玉子が食べられるのは海地獄だけ。5個入り300円。

 

 

※本記事は、過去に食慢(日本文芸社)にて掲載し、それを再編集したものです。